傾いた賃貸物件の家賃は安くできる?減額交渉の方法と注意すべき点

傾いている賃貸物件に住むことは、メリットもあればデメリットもあります。傾きの原因や影響、減額交渉の方法や注意点、修繕や補強の方法や費用など、知っておくべきことがたくさんあります。この記事では、床が傾いている原因や減額交渉についてご紹介します。

賃貸物件の床が傾く原因と影響

賃貸物件の床が傾く原因は、主に以下の3つに分けられます。

  • 地盤の沈下や液状化
  • 建物の老朽化や劣化
  • 地震や台風などの自然災害

賃貸物件が傾くと、以下のような影響を及ぼす可能性があります。

  • 室内の床や壁が斜めになり、家具や家電製品の設置や使用に不便を感じる
  • 窓やドアが開閉しにくくなり、換気や防犯に問題が生じる
  • 配管や電気設備に障害が発生し、水漏れや火災などの事故を引き起こす
  • 建物全体の耐震性が低下し、大きな地震で倒壊する危険性が高まる

傾いている賃貸物件に住むメリットとデメリット

傾いている賃貸物件には、以下のようなメリットがあります。

  • 家賃が安い:傾いている賃貸物件は、需要が低く、空室率が高いため、家賃が安くなります。同じエリアや同じ広さの物件と比べると、数万円も差が出ることがあります。家賃を節約したい人にとっては魅力的な選択肢です。
  • 面白い:傾いている賃貸物件は、普通の物件とは違って、独特の雰囲気や体験ができます。例えば、床が傾いていると、ボールやペンが勝手に転がったり、水平器を使ってみたりすることができます。また、壁や天井にひび割れや歪みがあると、それをアートやデコレーションとして楽しむこともできます。日常に刺激を求める人にとっては面白いです。

一方で傾いている賃貸物件には、以下のようなデメリットがあります。

  • 危険性がある:傾いている賃貸物件は、安全性に問題がある可能性があります。建物の構造が弱くなっていると、大きな地震や台風などの災害時に倒壊したり、火災やガス漏れなどの事故に巻き込まれたりする恐れがあります。また、床や壁の傾きによって、転倒や挟まれたりする危険もあります。安全を重視する人にとっては不向きです。
  • 快適性が低い:傾いている賃貸物件は、快適性にも欠けます。床や壁の傾きによって、家具や家電の配置や使用に制限が出ます。例えば、テレビや冷蔵庫などの重いものは傾きに合わせて固定したり、水平に調整したりしなければなりません。また、窓やドアの開閉もスムーズではなくなります。快適さを求める人にとっては不満です。

傾いている賃貸物件の減額交渉のポイントと注意点

傾いている賃貸物件に住む場合、家賃を減額してもらうことができる可能性があります。しかし、減額交渉は簡単ではありません。以下のポイントと注意点を参考にしてください。

ポイント

  • 減額交渉は、直接貸し手に話すよりも、仲介業者を通して行う方がスムーズです。仲介業者は、借り手と貸し手の橋渡し役として、双方の利益を考慮した交渉を行ってくれます。また、仲介業者は、貸し手の性格や事情を知っている場合が多いので、交渉のコツやタイミングを教えてくれるかもしれません。
  • 減額交渉は、契約更新時や退去予定時など、契約内容に変更があるタイミングで行う方が効果的です。契約更新時は、更新料や礼金などの条件も見直すことができます。退去予定時は、引っ越し先が決まっていることを伝えることで、引き止められる可能性が高まります。

注意点

  • 減額交渉は、一方的に要求するのではなく、相手の立場や感情を尊重する姿勢で行いましょう。相手に不快感や反発心を抱かせないように、丁寧な言葉遣いや謙虚な態度で話すことが大切です。
  • 減額交渉は、適切な金額や範囲を提示することが重要です。あまりにも低すぎる金額や大幅な範囲を要求すると、相手に不信感や失礼感を与えることになります。一般的には、家賃の5~10%程度の減額が妥当だと言われています。
  • 減額交渉は、成功するとしても即効性があるわけではありません。契約内容によっては、次回の家賃支払いから適用される場合や、次回の契約更新から適用される場合があります。また、減額交渉が成功したとしても、その後の家賃の上昇や条件の変更に備えておく必要があります。

傾いている賃貸物件の修繕や補強の方法と費用

修繕や補強の方法は、傾きの原因や程度によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。

  • 地盤改良工法:地盤を固めるために、セメントや樹脂などを注入する方法です。地盤沈下が原因の場合に有効です。
  • 基礎補強工法:基礎を補強するために、鉄筋やコンクリートなどを追加する方法です。基礎が不十分な場合に有効です。
  • 構造補強工法:構造体を補強するために、鉄骨や木材などを増設する方法です。構造体が劣化した場合に有効です。
  • 建物水平化工法:建物を水平に戻すために、ジャッキやワイヤーなどを使って引っ張る方法です。傾きが小さい場合に有効です。

まとめ

この記事では、賃貸物件がの床が傾く原因と影響、傾いている賃貸物件に住むメリットとデメリット、減額交渉のポイントと注意点、修繕や補強の方法と費用について説明しました。傾いている賃貸物件に住むことは、家賃が安くなるなどのメリットがありますが、安全性や快適性に問題がある可能性もあります。傾きの原因や程度によっては、修繕や補強を行うことで改善できる場合もありますが、費用や効果には注意が必要です。傾いている賃貸物件に住むかどうかは、自分のニーズや予算に合わせて慎重に判断することが大切です。

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